この記事では、仮想通貨(暗号通貨)の「テゾス(XTZ)」について、わかりやすく説明しています。
この記事を読むことで、「テゾスとはどのような仮想通貨なのか」を、理解することができます。
また、「テゾス(XTZ)」が購入できる取引所や販売所、ステーキングサービスについてもまとめていますので参考にしてください。
「テゾス(XTZ)」とは
テゾスは、分散型のオープンソースブロックチェーンです。
テゾスの概要です。
通貨単位(シンボル) | XTZ |
---|---|
ローンチ | 2018年 |
発行枚数上限 | 100億枚 |
時価総額ランキング | 44位(2022/11)※38位(2022/9)、42位(2022/5) |
開発 | Tezos財団 |
開発言語 | OCaml/Michelson |
コンセンサスアルゴリズム | LPoS(Liquid Proof of Stake) |
公式サイト | https://tezos.com/ |
@tez0s |
テゾス通貨単位はXTZ、2018年にローンチされました。
「テゾス(XTZ)」の現在の価格やランキングは、下の表をご覧ください。
「テゾス(XTZ)」の歴史
「テゾス(XTZ)」のホワイトペーパーは、2014年に発表されました。
2017年にTezos財団が設立され、ICOで2億3200万ドル(66,000BTC と361,000ETH)を調達します。
このICOが元となり、テゾス財団は、無登録の証券発行にて違法に2億3,200万ドル調達したとして訴訟を起こされます。3年後の2020年に、2500万ドル(約26億円)を支払い、和解が成立しています。
2022年12月には、bitFlyer、GMOコインでの取り扱いがスタート。
日本の取引所・販売所でも、「テゾス(XTZ)」を購入できるようになりました。
- 2014年
- ホワイトペーパー発表
- 2017年
- Tezos財団設立、ICOでの2億3200万ドルを調達
- 2018年
- ローンチ
- 2020年12月
- bitFlyer、GMOコインでの取り扱い開始
「テゾス(XTZ)」の特徴
「テゾス(XTZ)」には、ビットコインやイーサリアムの課題を解決する、次のような特徴があります。
- 自己修正型ブロックチェーン
- 独自のコンセンサスアルゴリズム
- NFTへの参入
自己修正型ブロックチェーン
テゾスは、はオンチェーンガバナンスモデルを採用しています。
ブロックチェーンのアップグレード案が出て、
その案が、コミュニティから賛成票を得た場合には、プロトコルを修正することができるます。
そのため、ハードフォークをせずにブロックチェーンを修正することができるのです。
独自のコンセンサスアルゴリズム
テゾスは、独自のコンセンサスアルゴリズム、LPoS(Liquid Proof of Stake) を採用しています。
また、テゾスでは、
ブロックチェーンのブロック生成のことをベーキング(Baking)、
ブロック生成者のことをベイカー(Baker)と呼んでいます。
ベーキング=パンを焼く(ブロックを生成)、ベイカー=パンを焼く人(ブロックを生成する人)とイメージするとわかりやすいですね。
テゾスでベーキングするためには、8,000XTZを保有する必要があります。
例えば1XTS=300円で計算すると、ベーキングするためには240万円分のテゾスが必要です。
8,000XTZを持っていないユーザは、無視されてしまうのでしょうか?
テゾスでは、自分が所有するXTZを他のベーカーに委ねることができます。
こうすることで、所有するXTZが少なくても、プロトコルから新たに生成されたXTZを獲得することができるのです。
NFTへの参入
テゾスは、その独自性から、さまざまなNFTプラットフォームで採用されています。
- 2021年9月
- テゾスを採用したNFT音楽プラットフォームOneOfローンチ
- 2021年6月
- McLaren RacingはTezosを、チームの公式ブロックチェーンパートナーとして選択
- 2021年12月
- Ubisoft Ubisoft Quartz/Digit に採用される
- 2021年12月
- NFTマーケットプレイスRaribleが、テゾスのブロックチェーンに対応
- 2022年2月
- GAPがテゾスのプラットフォームを活用してNFTコレクション「GAP threads」を発売
「テゾス(XTZ)」が購入できる取引所・販売所
日本国内では、次の取引所・販売所で「テゾス(XTZ)」を購入することができます。
名前 | 取引所 | 販売所 |
---|---|---|
bitFlyer(ビットフライヤー) | ― | 〇 |
GMOコイン | ― | 〇 |
DMM Bitcoin | 〇※1 | ― |
※1 レバレッジ取引
ビットフライヤーとGMOコインは販売所、DMM Bitcoinのみ取引所での購入ができます。
「テゾス(XTZ)」のステーキングができる取引所一覧
「テゾス(XTZ)」は、ステーキングができる暗号資産(仮想通貨)です。
国内では、GMOコインでステーキングサービスを受けることができます。
名前 | 国内・海外 | 詳細 |
---|---|---|
GMOコイン | 国内 | 報酬年率 2.1%~4.3% |
Binance(バイナンス) | 海外 | 7.12%~11.25% |
ステーキングの詳細は、次の記事をご覧ください。
「テゾス(XTZ)」のチャート
「テゾス(XTZ)」のチャートです。
「テゾス(XTZ)」に対応したウォレット
「テゾス(XTZ)」に対応した、ウォレット一覧です。
ソフトウェアウォレット | AirGap,Atomex,Galleon Wallet,Guarda,Kukai,Spire,Temple,Trust Wallet,Umami,ZenGo |
---|---|
ハードウェアウォレット | Ledger,Trezor |
※リンククリックで、テゾス公式サイトが開きます。
まとめ
「テゾス(XTZ)」の魅力は
- ステーキング報酬を得られる
- NFTプラットフォームで採用されている
ことです。
GMOコインからテゾスのステーキングの案内を頂いて色々調べてみました。
現時点では購入する予定はありませんが、これからどうなっていくのか、注目していきたいと思います。
テゾスは、ざまざまなNFTプラットフォームで採用されています。
そのNFTプラットフォームが人気化すれば、テゾスの価値も上がるのかもしれませんね。